にんにくの効用・ガン予防
食品の生理調節機能と病気予防との関係に着目した研究プロジェクトに、アメリカで進められている「デザイナーフーズ・プログラム」があります。「デザイナーフーズ」とは、ガン予防を目的として設計された植物成分を基礎的に含む食品ということです。
ガン予防に効果的なデザイナーフーズに取り上げられた植物性食品は、野菜、果物、香辛料など約四〇種類に上ります。デザイナーフーズ・プログラムの中心人物であるカラゲイ博士は、これらの食品をピラミッド状に並べて、上位の食物ほどガン予防効果が高いと述べています。
そして、この最上段に位置づけられているのが、実はニンニクなのです。中国山東省で実施された調査の結果、ニンニクの摂取量がふえると、胃ガン発生のリスクが減少することが明らかにされたのです。イタリアでも同様の結果が得られました。
最近では、アメリカのアイオワ州での女性を対象とした疫学調査で、ニンニクを週一回以上食べている人は、まったく食べない人に比べて大腸ガン発生の危険性が約二分の一に抑制されたこともわかりました。
もともと私たちの体内には、発ガン物質を不活性化、解毒するグルタチオン・S・トランスフェラーゼという酵素(化学変化を促進する物質)があります。ニンニクのイオウ化合物は、この酵素の働きを促進してガンの発生を未然に防ぐのに役立ちます。また、ニンニクのイオウ化合物は、ガンや老化の原因とされる活性酸素(不安定な構造で生体に有害な作用をする酸素)の働きをおさえる抗酸化作用にも優れています。
ニンニクにはイオウ化合物を中心とする多くの有効成分が含まれ、これらがガン予防をはじめ、脳卒中や心臓病などの成人病に対して相乗的に効果をもたらすのだと考えられます。
病気予防のために、毎日継続して一かけらでもニンニクを食べることが大切です。美味しくて食べやすい梅にんにくを毎日食べてガン予防しましょう。
